アダルトチルドレン(AC)とは?
そもそもアダルトチルドレンと言うのは1970年代にアメリカで使われ出した言葉です。
元々は、アルコール依存症の親をもつ子どもたちは、大きくなった時に「対人関係の問題」や「生きづらさ」に悩み苦しむことが多いんだそうです。
思ってた意味とはちょっと違ってました。
今では、家庭内での虐待やネグレクトなども含めて、そういった家庭環境で育った生きづらさを持った子供たちをアダルトチルドレンと呼んでいます。
医学的な呼び名ではありません。
アダルトチルドレンの原因
1.親から虐待を受けていた。
今では、普通に使われるようになったDV(家庭内暴力)ですが、肉体的なもの、精神的なもの、性的なものと様々です。
育児放棄(ネグレクト)もそうです。
こういった家庭環境で育った子供は、独特の対処法を身に着けてしまいます。
自分の心とは反対に、親にニコニコして見せたり、怒られるのは自分のせいだと思ってしまったりします。
そして学校や社会でもそんな対処をするために、生きづらさや人間関係に悩むようになってしまいます。
2.機能不全家族
あまり、聞きなれない言葉かもしれませんが、言葉の通り、家庭として機能していない家族です。
子育てや、夫婦間の問題、地域との関わりなどが欠落して、絶えずストレスを抱えているような家族です。
3.アルコール依存症の親
そもそもの語源の親です。お酒におぼれたり、酔って暴れたり、子供に暴力をふるったりします。
4.子供の体質や気質
もちろん、子供自身が何か発達障害が有ったり、自閉症気味だったりする場合もありますが、親との関係が正常であれば、極端なアダルトチルドレンにはなりません。
アダルトチルドレンのタイプや症状と特徴とは
一口にアダルトチルドレンと言っても色々なタイプがあります。
代表的なものを紹介します。
1.ヒーロー(英雄)
このタイプの子は、親の期待に応えようと、勉強やスポーツで良い成績や評価をもらおうと頑張ります。
そのため、周りの人からは頑張り屋さんであると良い評価を受けたりします。
ただ、目的は自分のためではなく、親に認めてもらおうとするものです。
ですので、上手くいっているときは良いのですが、思うように成果が出なかったりすると一気にダメになったりします。
2.スケープゴート(生贄:いけにえ)
このタイプの子は上のヒーローとは反対の行動をとります。
わざと低い成績を取ったり問題を起こしたりすることで、家族の中での問題や不満、鬱憤を一人で引き受けようとしたりします。
そのことで家族の中のバランスを取ろうとしているようです。
3.ロスト・ワン(いない子)
このタイプの子は、そもそも、生まれてこなかった子どもとして家族との関係を断つような行動をとります。
迷子になっても家族の人から気付かれなかったりします。
家族の中で孤立して過ごしてしまいます。
4.ケアテイカー(世話役)
このタイプの子は、家事をしたり、弟妹の面倒をみたりと、家庭を支えます。
そもそも、親が子育てや家事をしないので代わりに行うことが多く、子どものにとっては自虐的な行為であったりします。
ヒーローと同じく頑張り屋さんです。
5.ピエロ(道化師)
このタイプの子は、家庭を明るくするために、ピエロやコメディアンのようにふるまいます。
一見、面白くて明るい性格の子のように思われますが、実際には周囲の雰囲気を気にし、家族が険悪なムードにならないように気を使っています。明るく見えても、びくびくしているものです。
上のような症状がある方は、なぜ自分がこんな性格や態度になってしまったのか気付かずにいるかもしれません。
親や家庭環境を振り返って考えてみることも必要かもしれません。
あなただけの問題でもありません。
もちろん親に問題があるのですが、アダルトチルドレンとして育った子供には様々なトラウマが会ったりします。
色んなトラウマを持っていたり、自分は他の人とは違うんだとか悩んでいる人は、是非、セミナーを受講してみたらどうでしょうか?
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グリーフケア・喪失と立ち直りの思い
大切な人を失ったときに起こる深い悲しみや悲嘆を指す言葉をグリーフと言います。
過去の喪失を探ることで、抱えていた悩みや喪失を見つめて、洗い出したり、手紙に書いたりします。
決して、親を責めるためにするのではなく、自分のためにする作業です。
ナラティブセラピー・過去と現在をつなげる
「ナラティブ」とは「語り」という意味です。
社会構成主義やポストモダンの影響を受け発展した心理療法の事です。
グリーフで過去を見つめ、ナラティブで語り、そのことで過去と現在を繋げていく作業です。
その話を専門家に聞いてもらう過程で、過去の物語を新しい肯定的な物語へと編集し直していく作業です。
認知行動療法【とりこんだ信念に挑む】
認知行動療法とは 現在生じている問題を具体的にし、考え方や行動などの変えやすい部分から少しずつ変えていくことで、問題の解決をめざす心理療法です。
アダルトチルドレンは、その考え方や行動に、一定のパターンや癖があるため、その取り込んだ信念を少しずつ変えていく作業です。
アサーティブコミュニケーション・新しいスキルを学ぶ
アサーティブ(assertive)とは、「自己主張すること」という意味です。
もちろん、自己主張と言っも、自分の主張を一方的に述べるのではて、相手のことを尊重しながら自己表現を行うことを言います。
つまりアサーティブ・コミュニケーションとは、お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーションのことです。
アダルトチルドレンは、一方的に相手の言うことを受け入れたり、逆に否定しすぎたりします。
上に書いたアサーティブコミュニケーションとは、ごく普通の会社や学校での会話でもありますので、それを身に着けていく作業です。
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