桃香
帆立てとぎんなんのミルク炒めの作り方です。
教えて下さったのは、陳建一先生(中国料理店オーナーシェフ)
中華料理の鉄人・陳建一さんの四川料理でも、辛くない優しい味わいの炒め物。帆立て貝柱に旬のぎんなん、ズッキーニなどを合わせ、無糖の練乳「エバミルク」と「塩こうじ」などで、マイルドな味に仕立てます。また、味の決め手となる「ねぎ油」も加えて、簡単なのに本格的な四川料理です。
材料・2人分※「ねぎ油」はつくりやすい分量
- 帆立て貝柱(刺身用)8コ(約200グラム)
- ズッキーニ2分の1本
- ぎんなん20コ
- ねぎ10センチメートル
- しょうが1かけ(約15グラム)
- ねぎ油大さじ2
- 塩こうじ小さじ2分の1
- 水溶き片栗粉(かたくり粉を同量の水で溶いたもの)大さじ1と2分の1
A
- 酒小さじ2分の1
- こしょう少々
- 塩少々
- 片栗粉小さじ2
B
- チキンスープ50ミリリットル
- エバミルク(無糖練乳)50ミリリットル
- 酒大さじ1
- 砂糖小さじ2分の1
- 塩小さじ3分の1
- こしょう少々
- 【ねぎ油】
C
- サラダ油300ミリリットル
- ねぎの青い部分2本分
- しょうが(薄切り)40グラム
作り方
- 「ねぎ油」をつくる。フライパンにCを入れて、時々かき混ぜながら約5分間、中火にかける。ボウルに移し、粗熱を取ってから保存容器に移す。常温で1ヶ月保存可能。
※チャーハン、もやし炒め、ラーメンなどにかけると風味がアップします。 - 「ミルク炒め」をつくる。ズッキーニは縦半分に切り、さらに縦3等分。幅1.5センチメートルの斜め切りにする。ねぎも幅1.5センチメートルの斜め切り。しょうがは薄切り、ぎんなんは殻を割り、ゆでて薄皮をむく(水煮や缶詰でも可)。
- 帆立て貝柱は縱2等分し、Aの下味をつける。Bを混ぜて「合わせ調味料」を作る。
※「エバミルク」が無い場合は、「生クリーム」(50ミリリットル)にチキンスープを少し(10ミリリットル)たす。 - 熱したフライパンに「ねぎ油」(大さじ1)を入れ、ズッキーニ、ぎんなんを中火で全体に油が回るまで炒める。ねぎ、しょうがを加え、全体に油を回し、塩こうじも加えて混ぜ合わせる。
- いったん火を止め、(3)の帆立て貝柱を加えて、再度中火で炒める。
- (3)の「合わせ調味料」を加えてひと煮立ちしたら、味見をして塩で調える。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、仕上げに「ねぎ油」(大さじ1)を回しかける。